『おかえり』


僕は泣く
それは君の飛んでいる空の
にわか雨の一粒
ああ
君が
飛んでる
飛んでいる
愛を
飛んでいる
帰ってくる
永遠のもとに
荒野を越えて

君の血まみれの足を
僕は拭いてあげたかったんだ
ずっと
だけど
もう
いいんだ

おかえり
僕の愛
君の苦悩を見上げる
それは天の星
僕の星座!
君にくちづける
君自身
僕は泣く
バウンドする満月
すべてを抱いて
君が立つ