…ようやく、帰ってった。
「はぁ…」
幹部室行こう。
「ぎゃっ!!」
あっヤベっ
下っ端、踏んじゃった。
「ゴメン!え~っと。た、隆志だよね。」
「は、はい…そうです。」
怪我してるのに…
うぅ…超罪悪感…
「だいじょうぶ…?」
「はい。大丈夫です」
めっちゃいい子…
私だったら、一発殴ってるよ…
「真紀菜~!!ケータイ鳴ってるよ!」
來樹…KYにもほどがあるよ…
そう思いながらも、もう一回隆志に頭を下げる。
「はーい。ホント、ゴメンね!!」
「い、いえ!」
悪いことしたなぁ…
ってか、ケータイ誰だろ?
かけてくる奴なんて……きっと親父だな。うん。

