「…仲間が倒されて悔しくないのか？」
「…いや。別にこいつ等は、そう簡単に死なねぇだろ」
「ﾌｯ､そう。ってかそいつ等連れて帰ってよ。」
ふ～ん。
それなりに、仲間のこと分かってんのね。
こっちのクソ総長とちがって。
「あぁ。そのつもり。」
「はっ？りゅ、流星！？てめぇ、裏切んのかよ！？」
裏切り？
つーか、焦燥感出しすぎ。
もうちょいポーカーフェイスにしろよ。
「勘違いもたいがいにしろ。稜。」
「どっちが！」
うるさい。うざい
マジ黙れよ。
流星もそう思ったらしく、眉間に皺を寄せた。
「おい。ここで、馬鹿げた話をするな。虫唾が走る。」
「…あぁ。こいつ等連れてかえる。お前も帰れ。」
「ふざけんなっ！てめぇ！一緒に蝶華潰すって…」
はっ？
てめぇらごときに潰されてたまるか。
なめんな。クソが。
