【完】好きじゃないもん(続)


「そんな、私は知らないところで椿が動いてくれてうれしかった。」



率直にそう伝えた。



「未瑠、そう言ってもらえてうれしいですわ。」



にこっと笑うと手にあったひまわりをまた花瓶に戻した。



「うん、本当にうれしい。あと、私って馬鹿だ。なんでみんなにいっぱい助けられたのに...。」



自分の非力さに絶望する。




「私たちは未瑠が笑っていてくれればいいんです。まっすぐな未瑠でいてください。」




ポタ------




机に落ちた涙。



でも、すぐに椿によってぬぐわれた。