「でも、最後に1ついいことを教えてやろう。たぶん未瑠ちゃんはお前のことまだ好きだぞ。...それだけだ。じゃあな。」 「おい!最後のって...。っくそ。」 俺が呼び止めるよりも大智の足は速かったらしい。 未瑠が俺のこと...? 冗談だろ? だったら他の男とキスするか? 頭の中で荒川が笑う。 あいつ...。 何者なんだ? でも、俺は城山と付き合うことを選ぶ。 お前を守れるんだったらな...。