「お前にこれから話すことを静かにきいていて欲しい。」
「あぁ。分かった。」
俺ももう1つのブランコに腰をかけた
ギーッと重い音が鳴る。
「城山がお前と付き合えるんだったら未瑠ちゃんのいじめをやめるって言っているらしい。...でもお前はいやだろ?」
今聞いたことをもう一回頭の中で繰り返す。
未瑠のいじめが俺が付き合えばなくなるのか...?
「それ、本当か?それで未瑠は苦しまなくてすむのか。」
「あぁ、でもそんなことしたらお前が...。」
大智の言いたいことはよく分かる。
俺だって好きじゃない奴となんか付き合いたくない。



