【完】好きじゃないもん(続)



「はい、直です。...大智?あぁ、家にいるけど。...分かった。」


電話の相手は大智だった。


大事な話があるから公園に来いと。



なんなんだ、大事な話って...?


もしかして、椿ちゃんがなにか情報をつかんだとか。



いや、それしか考えられないな。


俺はその辺りにあった半袖のジャージを羽織って家を出た。



いい話だといいんだけど...。



こうしている間に家から近い公園だったのですぐについた。


夕焼け色に染まったブランコに1人で大智がいた。


「大智...。なんなんだ?話って。」

「直。」


大智は難しそうな顔をした。