そうだ...。


いつかのことを思い出した。


未優は俺を好きだった。



そういわれたとき俺はなんで未優と付き合わなかった?



未瑠が好きだったから?




俺はそんなにも前から?




「未瑠のことがこんなにも...?」




大智がぽんと俺の肩に手を乗せた。



「気づいたみてぇだな。...未瑠ちゃんを信じてやれ。そしてお前はまもり続けろ。」




大智はまたもと来た廊下を歩いていった。



「...大智。ありがとな。」



また1人になったろうかでそうつぶやいた。