「その話、詳しく聞かせてくれ。」


俺のその言葉に大智は親指を立てた。


未瑠...。

待ってろよ、絶対に助けてやるからな。




それから長い大智の話を全部聞いたんだ。


「んで、お前が言いたいことって城山がクラスを操ってみるをいじめているように見せている。でも、クラスはそれを望んでいないってことか?」


俺に深くうなづいた大智。


「そうだ。周りを見て耳を立ててみろ。」


大智が人差し指を口の前に当ててそういった。


「未瑠ちゃんかわいそうだよな。でもカナ様には逆らえねぇし。」

「あぁ、私たちじゃどうにも出来ないんですの...?」


みんな口々にそういっていた。



「大智...。」


俺は結構衝撃を受けた。

まさか、城山が操っていたとは...な。