【完】好きじゃないもん(続)


そうだよ、妬いてるよ。

私以外の誰かが直のこと思ってるなんていやだ。


「な!...んなわけ、ない。もん」


嘘をつくもんだから言葉がかたこと。


「まーたまた。素直じゃないな、俺のこと好きなくせに。」


そういって顔を近づけてくる。


「う...ぅ。す、すきぃ。」


やっと言えた言葉。

小さくて聞こえなかったかな?


でも、返事の代わりに振ってきたキス。


「んぅ...っはぁ...。」


人いるよ?

近所のおじさん見てるしっ!