「カナ様!こちらのお部屋です。」

「うん!」


手招きする2人についていった。


だけど、ちょっとカナは気分が落ちてる。


だって、直くんに逃げられた。


しかも、かなり未瑠って子に惚れてる。



「カナ様?どうしたんですか?ぼうっとして。」

「いやなことがあったんですか?なら、俺が...。」


心配するようにカナを覗き込んでくれた2人。


「ううん。なんでもないのっ、さっ入ろ?」


カナはなるべく心配させないようににこっと笑って部屋に入った。


2人はぽかんとしてでも、かなの後をついてきた。


これでいい、そうでしょ?

ママ...?