「離れていても...ずっと友達だからね!忘れちゃいやだよ?」


必死で自分の思いを打ち明けた。


「うん。」

「早く世界大会勝って、帰ってきてね?」

「うん。」

「佳正くんと仲良くね?」

「う...ん。」

「大好きだよ?」

「私も。」


それだけ言って少しだけ気持ちが落ち着いた。


そして、思い出した。


「これ、使って?」


「こ...れ。」


私があげた袋からそれを取り出した由宇。