「私は好きじゃないもん。」 え? と直が顔をしかめた。 客席からもざわざわと声が聞こえる。 そうだろうね...。 だって、私は...。 「好きじゃないもん、大好きなんだもん!」 直のほっぺにキスをした。 私も相当おかしいよね...。