「あの子はずっと自分だけを見てくれる人が欲しかった。そして、いろいろな人に手を出した。」




わがままだな...。



でも、分かる気がする。



「一番そばにいる人に気づけただけ幸せだわ。」



小池先生はそう言った。




「じゃあ、あなたたちも早く帰るのよ?」



「「はい。」」



2人そろって答えると満足そうに出て行った小池先生。