「言いにくいんだけど...留学するって言った。」

佳正くんの声だった。


やっぱり声のトーンは落ちていた。

「マジかよ。...ありえねぇ。」


直も寂しそう。


だよねー。

しかも明日出発とか...。


そんなこんなで授業に集中できずに家に帰ることになった。



早退...。

初めてで少し罪悪感と落ちすぎたテンション。