「未優、もう戻るわね。」


気をつかってかいづらくなったのか未優はBクラスに戻っていった。


「あ、私も、もう席につく...。」


由宇と椿が困ってるのに気づきながらも席に座った。


由宇...。

1年も帰ってこないなんて耐えられないよ。


ふと、男子の声が耳に入った。


「は!?い、今なんつった?」


直の声だった。


席が隣だけあってよく聞こえる。