こんな馬鹿な俺を好きになってくれる人がこんなにいるなんて。 だって、俺のこと好きでもねぇ奴のために嫌いな奴の言いなりになってるんだぞ。 本当に馬鹿...。 自分の席に座るとカタンと隣で音がした。 もしかして...。 隣に目をやると未瑠がチョコンと座っていた。 その目はちょっとだけ赤く腫れていた。 そして、また俺は馬鹿なことをした。 「また何かあったのか?」 心配してそういっていたんだ。