【完】好きじゃないもん(続)


「私たち、直くんのこと好きだけど未瑠ちゃんだったらむかつかない。許せるの。」



「うん...。」


やきもち妬かないって事か?



「でも、城山さんだったら許せない。だから、早く仲直りしてね。」



女子の知らなかった事実。



俺が知ろうとしなかっただけか...?


確かに入学式のとき俺のこと見て騒いでたっけ。



「ありがとな...。こんな俺を好きになってくれて。」



俺は城山のときとは違った笑顔で微笑むことが出来た。



「////....」


女子の皆さんは更に顔を赤くして自分の席に戻っていった。