直SIDE キーンコーンカーンコーン またチャイムが鳴った。 未瑠は朝からいない。 校門近くであったから校内にはいるんだろうけど。 朝はつらかった...。 でも未瑠を守るためだから、我慢するしかない。 俺って本当に馬鹿だよな。 自分のこと好きじゃない奴のためにここまで出来るって。 俺は変わったな、未瑠に会ってから...。 あの日から最初からあんなに本音で話せた奴はそう多くいない。 特別だったんだな。