「俺の…‥」





心臓が高鳴るあたし




この言葉を聞きたくて
その言葉になりたくて





あたしは頑張れる。







そして





奇跡の時間はやって来た‥。









「俺の…嫁になってください」



「…………」




「えっと‥いや、その〜」





あたしの聞きたいこと




"俺の女"




でも、これは





それ以上の魔法の言葉かもしれない





感極まって
涙が溢れ出す、あたし




ヒロさんは慌ててティッシュを差し出してくれた




「ごめん、違ったか‥
まだ、早いよな」



そんなことを言う優しいヒロさん





違ってないよ




何よりも、あたしが聞きたかったのは




それだったんだ






「いいよ…///」






二人の愛は
これからも膨らんでいき




いつしか





次の世代に渡せる幸せが
あたしたちに







やってきますよーに‥―。







・・・Fin。