「明日あたしは
家にいるけど
一応、鍵渡しとくよ」


「うん分かった」


「じゃあ、おやすみ」


「おやすみ」




「‥寝れるの?」


「…寝れる(笑)」



「何時間寝るのよ…」


「………えっと」


「数えなくていいから!!
まぁ、朝ちゃんと
起きなよ?」


「はい」





外食を済ませ
外でブラブラして
帰ってきたら
9時過ぎていた


お風呂に入り




就寝。




礼から
聞かれるのも無理ない




寝過ぎだよね…(汗)







ベッドをあたしが使い
礼は床に布団を敷いて寝た



久しぶりに礼と過ごす日



新鮮で楽しい





次は旅行でここに来たいな




そっと目をつむり



体全体を横に向ける






明日こそ





本当にヒロさんと会う





そう思った瞬間



胸が締め付けられた






ヒロさんのマンション



階、番号



ちゃんと覚えてる





あたし




忘れてなんかいない





消したと勘違いして
強くなったと勘違いして




しまっていただけだった