健常者と障害者

「そういえばさ」
「はい?」

俺は自転車を押しながら彼女に問いかける

「お前の髪、綺麗だよな」

綺麗に巻いた金髪のカールは、腰まであるロング。
どんな染め方をしたのだろうか

俺は初めに持った彼女の髪の印象など忘れて言った

「・・・産まれてから、こうなんです」

彼女は答えづらそうにそう答える

「え?」

思わず驚きの声が漏れた

「母親はフランス人で、父親が日本人なんです」

ハーフ、というわけだ

「ま、マジで
顔は日本人じゃん」

「・・・私は、この髪嫌いです」

彼女はそう小さく言って

「優くんの家あとどれくらいですか?」

とそれを掻き消すように言ったのだ