もう一度キミの声が聴きたくて・・・。




すっと手を伸ばして、唇に触れる...


「・・・冷たい」


甘ぁ~いキスをしたときの唇は温かかった。


でも、今は冷たい...


ポタリ、ポタリ


大粒の涙が溢れ、シーツに水玉模様を作っていく。



「・・・そらぁ~うそだよね?」


止まることを知らない涙は、とどめなく溢れ、流れる。



まるで、ダムが決壊したかのように・・・