1人で帰ろうと、歩き出そうとした時…… 「おっ、ゆい!」 後ろからあたしを呼ぶ声がした。 振り返るとそこには、綺麗な笑みを浮かべた光。 光とは、桐本 光。 ―――そう、さっくんの"弟" 「あ、……光。」 「んだよ、そんな暗い顔して!」 光はあたしの良き理解者。 そして、あたしの好きだった人。 いまとなっては、………親友かな。