男嫌いなお姫様



進「やぁ・・・・・真知。 久しぶりだね、会いたかったよ」


真「そんな事より早く2人を離して!!」


進「いいよ、でも真知がまた俺の彼女になってくれたら離すよ?」


えっ・・・・・・・、何それっ?
私の事裏切ったの進なんだよ?
また同じ事繰り返すんでしょ? もう、嫌だ。

でも、2人を助ける方法はこれしか・・・・・・・。


真「わ、わかった。 わかったから2人を離して」


進「ふふん、物分りいいじゃん。 こっち来いよ」


真「先に2人を離して」


進「はいはい、ほら、早く行けっ」


進が2人を開放した。
それを見て私は進の方に近づいて行く。

・・・・・・・本当は嫌だ。
だって、まだ涼に気持ちを伝えてないんだよ?
それにこれからもまたあの恐怖が続くとなると・・・・・夜も寝れなくなる。


涼「行くなっ!! 真知っ!!」


真「りょ・・・・・うっ?」


ちょうどそこで涼の声が聞こえた。
後ろを振り返ると涼と後から琉也君と直人君が走って来た。


琉「真知ちゃんっ!? それに有沙や南ちゃんまで・・・・・」


直「・・・・・お前ら絶対に許さない!!」


進「ちっ、邪魔が入った。 真知行くぞ」


進が私の手を握った。