〈真知said〉
もぉ~マジなんなのっ!?
顔を赤くしただけで何で惚れた事になるわけっ!?
バッカじゃないのっ!?
マジムカつくんですけど!!
涼「ところでさ~今ならまだ間に合うんだけど」
真「何が・・・・・・」
涼「入学式に決まってんだろ。 お前、自分が迷子って事忘れてんのか?」
真「あーーーー!!!」
そうじゃんっ!! また忘れてたっ!!
私、自分が迷子って事どんだけ忘れてるんだろう~。
しかも、こいつに気づかされた事が1番嫌だっ!!
涼「忘れてたのかよ・・・・・・・で、どうする? 行くの?入学式」
真「・・・・・・・・・道、わかるの?」
涼「当たり前だし。 教えてやろうか?」
この男はニヤリと笑った。
うぅ~こいつなんかに教えてもらいたくないけど・・・・・・・ないけどっ!!
教えてもらわなきゃ学校に行けないし。
あぁ~でもぉ・・・・・・・・・。
遅刻するよりはマシだよね。
真「お、お願いします・・・・・」
涼「了解っ。 んじゃあ、行くぞっ!!」
真「・・・・・えっ!? ちちちち、ちよっとっ!!」
お願いするのが間違いだったのかこの男はいきなり手を繋いできた。

