男嫌いなお姫様



真「はぁ・・・・・・」


涼「どうしたんだ、真知?」


真「いっ・・・・・」


いつのまにか私の隣に座っていた涼。
ち、近いんですけど?


涼「いっ?」


真「な、なんでもない。 けど近いから離れて」


涼「それは無理だな~」


真「・・・・何でよ?」


涼「俺が真知の近くにいたいから?」


ーーーードキッ

ってえぇ!? 何ドキドキしてるの!?
あ、ありえないっ!!
これじゃあ、まるで涼の事・・・・・・・・。
やっぱりそうなのかな? でも・・・・・皆とは距離をおかないと。


真「変な事言わないで、本気で怒るよ?」


涼「本音なんだけど? 真知は俺の事嫌い?」


真「そ、そりゃあ・・・・・・」


前よりは嫌いじゃなくなったのかもしれない。
それに好きになってるの?
でも、でも・・・・・・・・。

わからない・・・・・・何がなんだかわからない。
日にちがたっても気持ちの整理ができない。