男嫌いなお姫様



琉「お前午後の授業全部寝てただろ~」


涼「あ、バレたっ?」


琉「当たり前だろ、席近いんだし」


チッ、こういう時に琉也が近くだと不便だな。
だっで琉也、俺のお袋みたいなんだよ。
説教とかしてくるんだぜ? ありえねぇだろ?

琉「何に考えてるかわからないけど帰るぞ、有沙達待ってるんだから」


涼「あ~はいはい、すいませんね。 てか、何も考えてねぇし」


琉也が何でそんな事言うのか不思議だった。


有「あ、琉也達来た。遅いよ~」


竹内は琉也が来たら抱きついた。

はぁ~またイチャイチャしてんのかよ・・・・・・・・。
見せつけるのやめてほしいんだけど。


〈真知said〉


なによ、有沙のバカ。
琉也君が来るとすぐ甘えるんだから。
さっきまであんな怒ってたのに。

私達は皆が揃うまで昇降口の前で待っていた。
でもなかなか来なくて・・・・・・・・。


直「涼の奴、また寝てやがるな」


南「そうなの~? 涼君って授業中寝るんだね~」


有「でも真面目って感じではなさそう」


有沙達が何か言ってるけど今はどうでもいい。
正直私は1人で家に帰りたかった。

だってこのメンバーで帰ると私と涼だけが余っちゃうじゃない?
そして必然的に沈黙のまま帰る事になる。

そんなの楽しくないもんっ!!
まだ、涼の事少し怖いって思ってるから。