男嫌いなお姫様



〈涼said〉


真知が今、俺の隣にいる。
まぁ、お昼はあのカップル達がイチャイチャしてるからな~。
それに竹内が真知の事よろしく~って。
だったら俺ら誘わなくてもよくないかって思うけど。

はぁ~真知は俺といても喋らねぇし・・・・・・・・。
なんか気まずい。
なんか話題話題・・・・・・・・。


涼「真知傷はもう治ったのか?」


真「あ~うん」


あ、やべっ。 辛いこと思い出させちまった。
俺ってバカだわ~。


涼「わ、悪りぃ。変な事聞いちまって・・・・・・・・」


真「ううん、別に大丈夫だよ」


涼「そっか・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・。
うぉ~また沈黙だぁ~。
なんか嫌なんだけど。


真「あ、あのさ・・・・・・・・」


涼「んっ? 何っ?」


おぉ~真知が俺に喋りかけてきた~!!
何か嬉しい。


真「この前は・・・・・助けてくれて、ありがとう」


涼「えっ? あぁ、いいよ別に。対した事してねぇし」


あの場合助けるのは普通だしな。
それに見て見ぬ振りはさすがに男として最低だろう?