男嫌いなお姫様



〈真知said〉


嫌だぁ~お願い離してよ~。
そう思ってもこの男達は私を連れて行こうとする。

誰かに助けを求めたらこの人達に殴られた。

痛いっ。
もうやだよ・・・・・・・・助けて、・・・・・。


涼「おい、お前らそこで何してんだよ」


えっ? こ、この声は・・・・・・・・。


男1「げっ、ここの店の店員だ」


男2「に、逃げるぞっ!!」


涼が来たらあっという間に男達は逃げて行った。

た、助かった・・・・・・・・。
とにかくよかった。


涼「おい、真知。 大丈夫だったか?」


真「あ、うん・・・・・・・」


だけど震えが止まらない。


涼「全然大丈夫じゃないだろ・・・・・・無理すんなよ」


ふわりと涼に抱きしめられた。

い、嫌だ・・・・・・・・怖いっ。

ってあ・・・・れっ?
私、涼に抱きしめられてるのに怖くない。
さっきまで涼の事、怖かったのに? 何でっ?
それに震えも止まっている。

わけわからないよ・・・・・・・・。
涙も出てくるし。