男嫌いなお姫様



涼「真知、冗談だんだからな」


真「・・・・・もう・・・嫌だ」


涼「んっ? 何か言った?」


真「もう嫌だって言ってんの!!」


そう言った真知の顔は涙目だ。


真「南と直人君なんて大っ嫌いっ!!それに涼、もう私には関わらないで・・・・・・」


真知は走り去っていった。

俺、何か悪い事したのかっ?
理由はわかんねぇーけど、真知には嫌われたくないな~。

こんな気持ち、初めてだ。



〈有沙said〉


有「あ~あ、行っちゃった。やりすぎちゃったかな・・・・・・・・」


私は1人つぶやいた。

最近無理やり涼君達と一緒にお昼食べさせてたから真知にはストレスになってたのかも。

でも、これは真知の男嫌いを治すためにやってたんだけど。
逆効果だったみたいね。


南「どうしよう有沙~真知に嫌われちゃったよ・・・・・」


直「俺もだよ、有沙ちゃん・・・・・・・」


琉「お前らが言いすぎたんだよ」


有「琉也の言うとうりよ」