男嫌いなお姫様



真「は、早・・・・すぎる・・・・・ってば!!」


涼「あ、悪りぃ。 でも遅刻するよりはマシだったろ??」


そ、そりゃあそうだけど・・・・・。
逆にもう歩けないかも・・・・。

・・・・・・何でこの男は疲れてないのよ。

どれだけ体力あるわけっ!?


涼「まぁ、でも早く走りすぎたかもな」


真「・・・・・・・・」


何よ。 かもなって。

もういいや。 早く体育館に行こう。


涼「おい、待てよ。 一緒に行こうぜ」


真「はっ? なんでよ・・・・・」


涼「何でってお前、俺がわざわざ道教えてやったんだぜ? ありがたいと思えよ」


そりゃ遅刻しないからいいんだけど、こんな奴と一緒になんかいたくないし。


真「はいはい、ありがとうございます」


ちょう棒読みで言ってやった。

すると不機嫌な顔をした。

ふんっ。 それより早く行かなきゃ。
こんな奴にかまってられない。


それから、体育館に向かったんだけど・・・・・・・・なぜかこの男もついて来た。