〈涼said〉
あれから一週間後、真知は眠ったままだ。
俺は毎日病室で寝泊まりしている。
井上達は毎日学校が終わってから見舞いに来てる。
でも、最後は泣きながら帰って行く。
柚「あら・・・・・涼君、毎日ありがとうね。 もぉ・・・・・真知ったらまだ目を覚まさないのかしらね?」
真知のお母さんは最近その事ばっかり言ってる気がする。
明るく笑顔で話していても俺が見てないところで泣いている。
その姿を見るたび俺も悲しくなる。
真知・・・・・・・・・・これ以上皆に悲しい思いをさせるなよ。
帰って来てくれよ、なぁ・・・・・。
〈毎真知said〉
ーーーーー・・・・・真知、俺さお前に言いたい事があるんだ。
えっ? あなたは誰?
それに私こんな真っ暗なところで何してるんだろう?
ーーーー・・・・・戻ってきてくれよ、真知。
戻る? どこに?
とにかく声のする方に行けばいいのかな?
私は暗い道を歩いて行く。
するとだんだん明かりが見えてきた。
うっ・・・・眩しい・・・・・。