その近藤のかけ布団を、 「いや私は寝る!じゃないすよ!局長!!頼みますから!」 ひっぱがしながら、山崎が叫ぶ。 「ちょ…まちなさいあと10分…いや15分でいいんだ!」 「いやよくねーし意味わかんないし!ていうかそんなことより、そいつが…」 山崎の次に続いた言葉に、 「……何…?」 近藤は隊服に素早く着替えると、山崎の先導のもと正門に向かった。