「いや、総司。副長よりもあの三人のほうが…」


「ああ。そうだね」


斎藤さんの言葉に沖田さんは納得した。


三人って…もしかしなくてもあの三人の事だよね。


永倉さんと平助は良いとして、原田さんはダメでしょ!!お将さんっていう想い人がいるんだから!!


土方さんも原田さんも最低!!


「やっと見つけたで、るい」


天井から声がして、上を見上げると烝が天井から顔を出していた。


「烝!!どうしたの?」


「今から潜入の準備すっから俺の部屋に来てくれへんか?」


「今から!?わ、わかった。すぐ行く!!と言うわけで、失礼します!!島原の事教えてくれてありがとうございました!!」


私は、斎藤さんと沖田さんにお礼を言い、道場を後にした。