「ねぇ平助。この刀が命を奪うって本当なのかなぁ?」


「わかんねぇ。でも、その刀はるいを選んだんだ、そう簡単に主の命は奪わねぇって。」


そう言って平助は、私の頭を撫でた。


「うん。あっ、そうだ。ねぇ平助。お腹すかない?」


「えっ?」


「刀屋さんに付き合ってくれたお礼がしたいの!!何でも言って、奢るから」


「そんなの気にしなくていいって」


「駄目!!私が気にするから。お金なら大丈夫だよ。刀代浮いたし。…って、土方さんのお金なんだけど…」


「土方さんのお金…。じゃあ、なんか奢ってもらおう♪」


平助…土方さんのお金だって分かった瞬間、態度変えたね…。