私…やっぱり山南さんの未来を変えたい。


そう思いながら山南さんを見ていると、目が合ってしまった。


バッと目を逸らし、ちらっと山南さんを見ると近藤さんとお話している。


よかった…。気にしてないみたい。


ほっと息を吐き、またご飯を食べはじめた。


それから何時間経ったのか、原田さんと永倉さんは謎の踊りをしている。それを見て、爆笑している平助と必死で笑いを堪えてる斎藤さん。


その他の人達は、近藤さんと楽しげに話している。


一人ぽつんと座っていると、さっきまで近藤さんと話していた山南さんが声を掛けてきた。


「るいくん、良ければ少しお話しませんか?」


「は、はい!!」


「では、縁側に座りながらお話しましょうか。ここは、騒がしいですから」


そして山南さんと私はそっと部屋を出た。