どうして届いたのかは、わからないけどお母さんからのメールが嬉しかった。


なのに…


メールの内容は、私の存在を消し去る内容だった。


優しかったお母さん…。


だけど本当は、私の事を邪魔くさく感じてたんだ…。


ショックすぎて涙が出てくる。


あんたがいなくなって良かったなんて…言われたくなかったよ。


「ひっく…うぅ…」


「るいさん!!」


ケータイを握りしめながら泣いていると誰かに呼ばれた。


顔を上げると沖田さんが立っていた。


「近藤さんから一番隊に入る事になったと聞いたんですが…何故泣いているんです?」


沖田さんは、心配そうに私の顔をジッと見てくる。


本気で心配してくれている沖田さんに嘘なんてつけなくて、私はさっきの出来事を話した。