だけど土方さんにはちゃんと伝えとかないと。


「近藤さん。土方さんには、私から報告します」


「ああ。頼むよ」


「じゃあ、平助。私戻るね。付き合ってくれてありがとう」


「おう!!」


二人と別れて、私は土方さんの部屋に向かった。


きっと一番隊になったって聞いたら驚くぞぉ!!


早く伝えたくて、急ぎ足で廊下を歩いていると袴の中に入れていたケータイが震えた。


な、なに!?


ここは江戸。電波なんて通っていない。なのになんでケータイが震えるの?

ケータイを取り出すと、お母さんからメールがきてる。


もしかしたら心配して、メールくれたのかも。