前のめりになって、土方さんに思いっきり近付いた。


この時、土方さんの顔が赤かったのは、気にしないでおこう。


「私を新撰組に入隊させて下さい!!」


「はっ!?」


「剣道には自信があります!!もちろんちゃんと男装しますから!!だから…私を入隊させて下さい!!」


おでこに畳の跡が付くんじゃないかというくらい、頭を下げた。


はぁ…と土方さんのため息が聞こえる。


「剣道と人斬りは全く違う。その覚悟が出来て、言ってるんだろうな」


「もちろんです」


「そうか…。だが、入隊は試験を受けてみてからだ。試験は、このあとすぐ行う。いいな」


「はいっ!!」


入隊試験…。誰と試合するんだろ?楽しみ♪