指を指す方向を見ると、かなりイライラしてる土方さんが立っている。


「山崎から柚木が見つかったと報告を受けて来たっつーのに…何、総司と二人でいちゃついてんだぁぁぁ!!」


はいっ!?いちゃつく!?


「誰もいちゃついてませんよ!!」


「そうですよ。土方さん、るいさんに失礼じゃないですかぁ」


土方さんはため息をついた。


「まぁ、いい。総司、お前はもう自分の任務に戻れ」


「えー」


「柚木は、二人で話がある。ついて来い」


「はい」


何だろ。話って…。


あっ、そうだ。


「あの…あなたのお名前は…」


そういえば、まだ名前聞いてなかった。