振り向いて近藤さんを見ると困ったような笑みで「騒がしくてすまないね」と言った。


だけど皆を見る近藤さんの目は家族を見守るお父さんのような目だった。


「あの…近藤さん…」


「なんだい?」


「近藤さんにとって、新撰組の皆ってどんな存在なんですか?」


「そうだな…」


いきなりの質問に驚いていたが、真剣に答えてくれた。