それから月日は流れ、池田屋の時みたいな大きな事件は今のところなくいつもの日常が戻っていた。
変わったことといえば、土方さん、斎藤さん、平助が江戸に行って新しい大志を連れてきたことくらい。
「るいさん!お団子食べないなら僕が貰っちゃいますよ」
ひょいっと私のお皿にあったお団子を持ち上げ、口の中に入れる沖田さん。
「あっ!ひどいじゃないですか沖田さん!!私いいなんて一言も言ってないですよ!!もう…」
あれ以来沖田さんが体調を崩すことはない。確かに池田屋事件の時彼の結核は進行してた。だけど烝の話ではあのあとすぐお医者さんに見せたがどこも問題はないと言われたらしい。
「そういえばまだ平助と仲直りしてないんですか?」
「え…」
「最近平助をからかっても心ここにあらずって感じでつまらないんですよ。僕の楽しみが減るので早く仲直りしてください」
平助と私の関係もあの日から変わらない。話しかけても後にしてとまとも話してくれないし、避けるようなタイミングで江戸に行っちゃうし、戻ってきても話しかけてくれない。
「仲直りも何も多分もうだめですよ。平助に嫌われてるので」
仲直りできるなら私だってしたいよ。
黙り込む私に沖田さんも黙ってしまった。
変わったことといえば、土方さん、斎藤さん、平助が江戸に行って新しい大志を連れてきたことくらい。
「るいさん!お団子食べないなら僕が貰っちゃいますよ」
ひょいっと私のお皿にあったお団子を持ち上げ、口の中に入れる沖田さん。
「あっ!ひどいじゃないですか沖田さん!!私いいなんて一言も言ってないですよ!!もう…」
あれ以来沖田さんが体調を崩すことはない。確かに池田屋事件の時彼の結核は進行してた。だけど烝の話ではあのあとすぐお医者さんに見せたがどこも問題はないと言われたらしい。
「そういえばまだ平助と仲直りしてないんですか?」
「え…」
「最近平助をからかっても心ここにあらずって感じでつまらないんですよ。僕の楽しみが減るので早く仲直りしてください」
平助と私の関係もあの日から変わらない。話しかけても後にしてとまとも話してくれないし、避けるようなタイミングで江戸に行っちゃうし、戻ってきても話しかけてくれない。
「仲直りも何も多分もうだめですよ。平助に嫌われてるので」
仲直りできるなら私だってしたいよ。
黙り込む私に沖田さんも黙ってしまった。