刀がぶつかり合う音。悲鳴。そして鼻に突く血の臭い。
「着いた…」
池田屋。ここにみんながいる。もう土方さん達は来てるのかな。ううん。待ってる暇はない。早く近藤さん達を探さなきゃ!
「ぐあぁぁぁぁ!!!」
中に入ろうとすると、声と共にドサッと何かが落ちてきた。
「ひっ…」
死体だ…。
血花月を握りしめ、後退りする。実はまともに死体を見るのはこれが初めて。古高さんの時に見たよね?って思うかもしれないけど、あの時は土方さんが古高さんの死体を私が見ないように盾になってたから、見なくてすんだんだ。目の前で斬ったくせに変に優しいんだよあの鬼。
「怖いけど…中に入ったらもっと死体を見ることになるんだ…。こんなところで怯んでる場合じゃない」
急いで中に入ると、一気に血の臭いが濃くなった。
この臭いだけで吐きそう…っ。
「みんな…どこにいるの…」
警戒しながら、そっと二階に上がると近くで倒れる音がした。音がした部屋を覗くと沖田さんが血を吐いて倒れている。
「沖田さんっ!!!」
沖田さんに近づくと、うっすらと目を開けて私の腕を掴んだ。
「なん…で…ここに…」
沖田さんの力のない声に私は泣きそうになった。
「着いた…」
池田屋。ここにみんながいる。もう土方さん達は来てるのかな。ううん。待ってる暇はない。早く近藤さん達を探さなきゃ!
「ぐあぁぁぁぁ!!!」
中に入ろうとすると、声と共にドサッと何かが落ちてきた。
「ひっ…」
死体だ…。
血花月を握りしめ、後退りする。実はまともに死体を見るのはこれが初めて。古高さんの時に見たよね?って思うかもしれないけど、あの時は土方さんが古高さんの死体を私が見ないように盾になってたから、見なくてすんだんだ。目の前で斬ったくせに変に優しいんだよあの鬼。
「怖いけど…中に入ったらもっと死体を見ることになるんだ…。こんなところで怯んでる場合じゃない」
急いで中に入ると、一気に血の臭いが濃くなった。
この臭いだけで吐きそう…っ。
「みんな…どこにいるの…」
警戒しながら、そっと二階に上がると近くで倒れる音がした。音がした部屋を覗くと沖田さんが血を吐いて倒れている。
「沖田さんっ!!!」
沖田さんに近づくと、うっすらと目を開けて私の腕を掴んだ。
「なん…で…ここに…」
沖田さんの力のない声に私は泣きそうになった。