……………………………ここの宴会って、どうしてこんなに騒がしいの。


いや。静かすぎるのもどうかと思いますよ?だけどこれはうるさすぎでしょ!!


せっかく近藤さんが、私が無事戻ってきたお祝いにって開いてくれたのに、主役放置だし!!


特にあの三馬…鹿…。


平助達の方を見ると、騒いでいるのは原田さんと永倉さんの二人だけで、平助はそんな二人を見て笑っていた。


だけどなんかいつもと違う感じで、目が笑っていなかった。どこか疲れきっているような…。


「平助、かなり疲れてますね」


隣に座っていた沖田さんが声をかけてきた。


「やっぱり私が心配をかけてしまったから…」


「違う…と言いたいところですが、今回はるいさんのせいですね。平助、るいさんが高杉に連れ去られたと僕達に報告してからずっと、一人で探していたみたいですから」


頭をなでながら、沖田さんが私がいなくなってからのことを説明してくれた。


平助…寝ないで私を探してくれていたんだ…。


「もちろん平助だけじゃないですよ?僕らもずっとるいさんを探してました。だから無事に戻ってきてくれて本当に良かったです。るいさん、改めておかえりなさい」


「沖田さん…。はい!改めてただいまです!」