近い…。


急に起き上がった平助と私の顔の距離はキスするんじゃないかってくらい近い。


でも今はそんな事どうでもいい。それよりも目の前にいる遊女姿の平助が可愛すぎる!!


何なの!?この可愛さ!!


「る、るい!!ごめん!!」


そう言って、離れていく平助。


だけど私は、離れていく平助をギュッと抱きしめた。


「へっ!?る、るい!?///」

「平助めちゃくちゃ可愛い!!」


ギュウッと抱きしめてると、烝が私達を離した。


「るい、そこまでにしといたれ。平助死にそうや」


「えっ!?そんな強く抱きしめてた!?平助ごめんね!!」


「そう言う意味やないんやけどな…。まあ、ええわ。さて、準備も出来た事やし、島原に行くでぇ!!」


「おう!!」


「うん!!」


そして私達は島原へ向かった。