「それにしても最近の小学生って怖いですね」 「何で?」 彼は相変わらずぶすっとしたままあたしを見つめる。 「だって母親がいないからっていじめたりして..」 「いつの時代でもある事だろ?」 「そ、っか」 沢城さんの言葉で思い出すのは過去の自分。 確かに、そうだったかも。 いつでも簡単に心に傷を付けるのは友達やクラスメイトの何気ない一言だったかもしれない。 「どうかしたのか?」