甘くて切なくて、愛おしくて




何て嬉しそうに笑うんだろう


何て幸せそうな顔をするんだろう。



「その写真..」


「この人、ユウキ君の、お母さん?」



やっとユウキ君に視線を合わせると、いつの間にかゲームがストップしていた。



「うん、俺の母さん。お前と違って美人だろ?」


「うん、すごく、綺麗な人..」



何でかな、少しだけ

ほんの少しだけ胸がちくんと痛んだ。


ユウキ君のせい、とかではないと思う。



「母さんは、俺を産んですぐに死んだんだ..」