“いつでも言ってね?あたしはいつも、いつまでも鷹耶の味方だから”
「お前、管理人から連絡来てねぇの?」
逃げるように呟いた声は加賀見にも聞こえたらしく、あ、すみません、と謝ってすぐにリビングに戻った。
「あ、ありました、すみません、それじゃああたしこれで失礼します」
「もう鍵、落とすなよなっ!」
「ユウキくんに言われたくないもん!」
「言われてるだろ?」
「ハイハイ。・・それじゃあ・・沢城さん?」
「あ、あぁ」
「なんか・・すごい皺、よってますよここに」
「うるせぇよ」
こつんと凸ピンをすると痛そうにおでこをさする。


