煙草を右手にくわえながら窓からの景色に黄昏ている彼はさすが画になる。 悔しいけど、かっこいいんだ。 …なんかエロい。 「オレ、そんなにカッコいい?」 「…ふ、ふざけんなッ」 「ははっ」 煙草を灰皿に擦り付けながら彼は笑う。 そしておもむろに近づくとあたしの後頭部に手を当てて額にキスをする。 なっ…… 「じゃあね、マイハニー。また会えると信じてるよ」 「あ…あんたなんか、二度と会いたくないっつーの!」 余裕綽々なのがムカつく。 奴を睨み付けてからあたしはホテルを出た。